蝿が手をすり足をすり

用があったので秋葉原に寄り、お茶をしてから、京橋フィルムセンターへ。
モチロン徒歩!

前回に続き、「特集・逝ける映画人を偲んで 2002-2003」
http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2004-12-2005-02/kaisetsu.html
『人妻集団暴行致死事件』

監督・田中登の『㊙色情めす市場』が秀逸な作品だったので、期待し過ぎてしまった様だ。以前から観たかった作品でもあり、期待が膨らみ過ぎたか?
悪い作品では、決してないが、『めす市場』には敵わない。
しかし、宝田日出男をはじめ、俳優人の演技は素晴らしい。相変わらず絵沢萌子はいい味出してるし。ポルノに絵沢萌子あり!か。

田中監督については、以下にてロング・インタビューが読めます。
http://www.cmn.hs.h.kyoto-u.ac.jp/NO1/IVIEW/TANAKA0.HTM

『人妻〜』は実際の事件をベースに事件の起こった街-出所した青年たちがいる街-で撮影をしたらしい。ちなみに江口泰造(宝田日出男)の住む家は、以前実際に殺人事件のあった家だそうだ。
映像の中で「川」が重要な存在なのだが、撮り方を観ていて、田中登も水の要素を持った監督と気付いた。1日に鑑賞の『父、帰る』にも繋がるが、水の要素を含んだ映画に惹かれる事が多い。そういえば、好きな瀬々敬久も水の作家だな…