サタデイナイトふぃーばー

昨日のつづき

惜しまれつつも休刊した「噂の眞相」が、本年4月に朝日ニュースターで番組として復活。毎月第一土曜(その後再放送が4回)放送。
(Web版は、http://www.uwashin.com/index.html

ウワサの真相

あの「噂の眞相」がTVで復刊!
昨年休刊した雑誌「噂の眞相」の岡留安則元編集長を顧問に迎え、様々なニュースの真相を探る、ちょっと過激な番組です。
司会は、流行に敏感で、幅広い知識をもつ国際ジャーナリストの小西克哉

とあるが、小西は、”幅広い知識をもつ国際ジャーナリスト”かねえ?ただ、英語が出来るだけなんでないの。

今回は、

「戦後60年 沖縄問題のタブー」
ゲスト:佐高信(評論家)、斎藤貴男(ジャーナリスト)、森本敏拓殖大学海外事情研究所長)、西山太吉(元毎日新聞記者)、喜納昌吉(音楽家民主党参院議員)


西山と喜納が主に語ってたんで、珍しく佐高と斎藤が静か。
ま、西山事件については、当人に語って頂くのが一番ですからね。


西山事件(外務省機密漏洩事件)−概要

1972年の沖縄返還交渉に際し、米国側が軍用地の復元補償費として支払うべき400万ドルを、実際は日本側が肩代わりするという密約の外務省極秘電信文を、当時毎日新聞記者の西山太吉が入手。
社会党の横道孝弘議員(現民主党議員)を通して国会で追及。ところが、ニュースソースが外務省の女性事務官であり、起訴状に「女性事務官をホテルに誘ってひそかに情を通じ、これを利用して」と書かれた事から、一転。非難の矛先は、西山記者と事務官との不倫関係へ。事務官は、国家公務員法100条(秘密を守る義務)違反で、西山記者は、同111条(秘密漏洩をそそのかす罪)で有罪。

(参照)http://www.iface.ne.jp/tokuyama/mdrdoc/029.html
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B1%B1%E4%BA%8B%E4%BB%B6



喜納が、「有罪になるって事は、事実って認めてる事になるのに、何だかな〜この裁判と思ってましたよ。何で皆も気付かないかな?」と。
確かに。密約が事実無根であるなら、情報漏洩も何もあったもんじゃないはずだ。益々もって茶番。

今も昔もメディア、国民は推さない。不倫だから何?「情を通じ」たから何?そんな事は関係ない。"政府の情報操作にのせられ〜"ととかく言われがちだが、メディアは自らのり、我々視聴者ものったのでしょう?
不倫関係を面白がって、もっと大きな問題を積極的に見逃したのでしょう。アメリカの公文書が公開されたんで、政府は否定出来ないんですがね。まだ白を切るようで。「密約は一切ない」と言明したのが、当時の外相の子供、福田康夫センセイなのは、悪い冗談以外の何者でもない。って二世三世を許している、もとい、積極的にありがたがってんのも、我々ですけどね。
落ちが、佐藤首相のノーベル平和賞受賞なのが、何とも… 福田赳夫外相は首相になり、起訴状に「情を通じて」と盛り込んだ佐藤道夫は現在、参議院議員民主党

今回のアメリカ公文書公開に当たっても、盛り上がりを見せていませんが、アメリカが払うべきものを払ったのは、日本国って事は、つまり私たちの税金。税金使っておいて、アメリカが払った事にしてんですからね。
米の核搭載艦の定期寄港(←!!!)も公開されたんですが、これについてはいずれ


余談だが、上記Wikipediaの「事件の影響」が面白い。

事件から経営危機に陥った毎日新聞は、日本共産党創価学会との「和解」(宮本委員長と池田代表の会見)を仲介することを手土産に創価学会機関紙「聖教新聞」の印刷代行を受注。以後、創価学会の影響を排除しきれなくなった。