袖触れ合うも・・・

sokotsunagaya2005-12-14

お気に入りの寄席、「寄席井心亭」*1

数え数えて百幾夜。毎月第三水曜日を中心に、座布団70枚のお座敷で、味わい深い、アットホームな寄席を開催しています。

名付けて”寄席井心亭”。毎回、メインの出演者に二席話してもらう独演会式なので、その魅力がたっぷり味わえます。

落語の後半には、出演者に再び登場していただいての”質問コーナー”もあり、こちらも毎回爆笑の連続です。


夏(http://d.hatena.ne.jp/sokotsunagaya/20050811)に続いて、大きなリュックを背負った花録師匠登場。またもや俄か撮影会。機械音痴なおば様方にフラッシュの焚き方を指南したり、とファンサービスたっぷり。
今回は、今までで一番の大入りだそうで、いつもお茶(ここはいつもセルフサービスのお茶アリ)が置いてある縁側まで座布団。当日は立ち見!

モリモトさん*2、前回の宿題を果たし、金色法被で登場。案の定、今度は金色法被で廻ってこい、とな(笑)
んでもって、赤法被VのビデオかDVDがお土産。
(注:法被もDVDビデオも全て自腹だそう!三鷹市の税金は使ってませんよ、との事。
宿題とは、法被でも着て「寄席井心亭」を宣伝してこい!と言うもの。花録師匠の言わば思いつき?? 前回、法被着て都内観光名所を宣伝してきたVTR映像を流した所、モリモトさんは金色の法被だよね、と師匠からまたもや課題が)


本日の演目


元犬      柳家録太

幸せの前半分  柳家花録*3

はてなの茶碗  桂小米朝*4

中村仲蔵*5    柳家花録


初、小米朝師匠。米朝と似て男前。(米朝も生で聞いたのは一度だけだが。)
ちょっとクサイんだよね〜 上手いかもしれないが、まとまり過ぎて(心得過ぎ?)面白みに欠けるんだよな… 好みの問題ですが 。


花録師匠のまくらにて、昔の歌舞伎は昼間に自然光で、落語はろうそく灯してやっていたと。トリがろうそくの火を消す、芯を打つ事から「真打ち」に なったとの事。
以前聞いたのと逆。諸説あるのか?昼からやっていて、トリの頃には日も暮れ、ろうそくの火を点ける、打つから真打ち。
花録さん、通常2つ噺をやるのだが、1つ目はまくらのみ。ん?小三治
今回も爆発。前回のは腹が捩れる程笑ったが、今回は爆笑と言うより、歌舞伎に聞き入ってしまった。武士の声も印象的。
もう一席聞きたかったな…


途中、小米朝師匠のまくらで、発作的な咳が… 喉が弱いので、何かの加減で咳が止まらない事があるんだが、最近ないので、油断してた。隣の方がのど飴を下さり事なきを得た。助かった〜。こういった場での咳は焦る…親切に多謝多謝

*1:みたか井心亭 http://mitaka.jpn.org/seishin/  外観・庭の写真 http://www.mitaka.jpn.org/seishin/exterior.shtml  座敷・茶室の写真 http://www.mitaka.jpn.org/seishin/interior.shtml

*2:花録師匠曰く、”落語家みたいな風体”ですが、実は、財団法人三鷹市芸術文化振興財団の職員。なのに芸人より体張らされてます。 http://mitaka.jpn.org/

*3:http://rakugo-kyokai.or.jp/Profiles.aspx

*4:http://ja.wikipedia.org/wiki/桂小米朝

*5:http://www.asahikaisetsu.co.jp/column1/nakazo/nakazo.htm