カオデカッ

またまた強運の母上が招待券を獲得。
(先月中旬は『ゲルマニウムの夜』もあったんだが、重症の風邪で行けず…)


ストロベリークリームと火薬
振付:ヤスミン・ゴデール
ドラマトゥルク:イツィク・ジュリ
作曲・ライブ演奏:アヴィ・バレリ
空間デザイン:ガル・ベインシュテイン
照明:ジャッキー・シェメシュ
衣装:アロン・ロデ
音響:コーヘン・オレン
振付助手:インバル・ヤコヴィ
ダンサー:ヤスミン・ゴデール、イリス・エレッズ、インバル・ネミロフスキー、エラン・シャニ、ジェレミー・ベルンハイム、マーヤ・バインヴェルグ、アルカディ・ザイデス


以下チラシより

2004年エルサレム初演。それまでイスラエル・ダンスシーンで語られることのなかった極めて政治的・社会的な問題に正面から取り組み、世界のダンス界に大きな衝撃と賞賛をもって迎えられた作品。検問所を思わせる交通遮断機がゆっくりと上下するシンプルな舞台。火薬の煙がうっすらと立ち込め、その張り詰めた空間をノイズとギター・サウンドが切り裂いていく。
どこにでもいそうな普通の若者たちが繰り広げる、演劇ともダンスともつかぬ身体のローリングプレー。無音の絶叫、フリーズした笑い、暴力的あきらめ、絶望と無関心、侮辱と愛撫・・・・メディアが作り出した暴力と悲劇のイメージが連鎖し、増幅し、やがて強烈な問いかけとなって観るものを圧倒する。ダンスが語りうる表現のボーダーを押し広げる凄まじい舞台を前に、我々は決して傍観者でいることはできない。


久々に良い舞台を観た。思いっきり「傍観者」でしたけど… 当事者になれると思うほどおこがましくないので。
通常イメージするダンスとも、劇とも違う、身体表現。


会場は、にしすがも創造舎

廃校校舎を転用し文化芸術創造の拠点として04年10月にオープン。「アートネットワーク・ジャパン」と「芸術家と子どもたち」の二つのNPOが共同で管理運営をおこなっています。稽古場施設を中心に、より開かれた形をめざしアートと地域を結ぶ多様なアートプログラムを展開しています。「創造・発信・交流の拠点」として、子どもも大人も地域住民もアーティストも自由に集えるアートセンター+チルドレンズ・ミュージアムをめざしています。


客席は、体育館内に高い足場を組んで、階段状の段を造りそこにパイプ椅子。段差が十分にあるので、前の人の頭が全く気にならず、舞台全体を見渡せ、かなり良い。
廃校利用と聞いていたので、きっと舞台は体育館のをそのまま使用すると思っていたら、舞台(というかフロア)を見下ろすので凝っているな、と。通常の体育館の壇上にあたる部分が見当たらなかったが、客席の足場の下だったのかな?どこか確認してくりゃよかった。


ユニークなそのキャラクターでも有名なデザイナーのY氏を発見。んーテレビで見るとおり…  というわけで、今回のタイトル